願い


                    あなたが生まれたとき 体重はわずか2500g
                   とても とても小さな手 昨日のことのように覚えてる
                   あなたが生まれたころの 我が家は
                   決して裕福ではなかったけど
                   あなたの笑顔をみるたびに 私は とても幸せだった
                   時を重ね あなたは大きくなり やがて 私を追い越す
                   それでいいの それでいいの 
                   あなたは 私のすべて
                   それでいいの それでいいの
                   それが私の願い

                   あなたが泣いたとき 私はいつも抱きしめた
                   寂しい思いをさせないように いつも二人で生きてきた
                   つらく悲しいときは 涙が枯れるまで泣いたけど
                   あなたの寝顔を見るたびに 私は いつも癒された
                   時を重ね あなたも恋をして やがて 独り立ちする
                   それでいいの それでいいの 
                   あなたは 私のすべて
                   それでいいの それでいいの
                   それが私の願い

                   あなたをずっと見守ってゆきたい
                   あなたが私の手を離れ 巣立つ日まで



戻る