うずらの卵


                    うずらの卵は食べれない 君はそう言った
                   幼い頃 手の中で 死んでしまったうずら
                   まだそのときのぬくもりが この手に残ってる
                   思い出す度に胸が 苦しくなるという
                   僕も幼い頃 飼っていたひよこが3日で死んだ
                   お墓を作り そして 命の重みを知った
                   人は何かを犠牲にしてしか 生きられない悲しいさだめ 
                   だけど君はささいなことでも 大切にして生きてる
                   道端で誰も見ないような 小さな花でさえも
                   大切な命だと思いながら 君は今を生きてる

                   この街は 嫌なニュースばかり たくさん溢れてる
                   新聞の記事を見る度 とても悲しくなる
                   君はいくつもの悲しみを 背負ってきたのだろう
                   傷つくことを恐れ 心閉ざすほどに
                   僕に何ができる? 自問自答しても答えが出ない
                   ただ できることは 傍にいて 祈ることだけ
                   人は何かを犠牲にしてしか 生きられない悲しいさだめ
                   悲しいことやつらいことは たくさんあるけど
                   枯れてゆく草木の枝にさえ 今年の若葉が生まれてる
                   命の大切さを思いながら 二人で花を咲かそう

                   喜びは2倍に 悲しみは半分に 君の心 支えてあげたい
                   
                   枯れてゆく草木の枝にさえ 今年の若葉が生まれてる
                   命の大切さを思いながら 二人で花を咲かそう
                   僕が傍にいるから


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